中國(guó)のいわゆる「年明け」は春節(jié)（舊正月、今年は1月25日）で、春節(jié)が明けると、新しい干支を迎えることになる。そして日本に「年男?年女」があるように、中國(guó)でも自分の干支の年を迎えた人を「本命年」といい、まさに「赤だらけ」になってその1年を過(guò)ごすことになる。今回はそんな中國(guó)の「年男?年女」について紹介していこう。人民網(wǎng)が伝えた。

日本とは真逆の意味を持つ中國(guó)の「年男?年女」

日本では「年男?年女」は、自分の干支が代表となる年なので、その年の歳神の加護(hù)を多く受ける事ができ、「縁起の良い年」とする地域が多い。実際、正月の飾りつけや節(jié)分の豆まきなどは「年男?年女」が擔(dān)うことからも、全體的に「縁起が良い」ととらえられていることがわかる。一方、中國(guó)では「縁起の悪い年」としており、日本における「厄年」のような扱いになっている。

中國(guó)の「年男?年女」の必須アイテムは赤！

そんな厄?yàn)?zāi)から身を守るため、中國(guó)の「年男?年女」たちは邪気を払う色とされている赤色のアイテムを身につける。毎年、春節(jié)前の時(shí)期になると、中國(guó)のデパートの下著売り場(chǎng)などが赤一色になるのはこのためだ。赤色の下著一式から赤い靴下、赤いベルト、赤い紐を使ったアクセサリーまで何でもある。律儀な人になると１年中、赤い下著を著ている。そう、まさに「私、脫いだらスゴいんです」というオールレッドスタイルなのだ。

根強(qiáng)い人気の赤いアイテム

とはいえ、ますますオシャレになってきている若者たちにしてみると、そんな赤い下著やベルトなどはダサいので著ないという人が多い。なかにはこういった風(fēng)習(xí)は全く信じないという人もいるものの、攜帯ケースやアクセサリーを赤にしたりして、オシャレに取り入れている若者も多い。なぜなら「中國(guó)紅」という色を表す言葉もあるくらい、赤という色は中國(guó)人にとって世代を問(wèn)わずめでたい色であり、人気の色だからだ。伝統(tǒng)蕓能である京劇で赤い隈取（紅臉）は関羽などの正義漢の役が多く、ネットの人気者は「網(wǎng)紅」と言い、「紅紅火火」といういかにも燃えだしそうな中國(guó)語(yǔ)の言い回しは経済的に豊かな生活を表している。今年はアナタもそんな赤いアイテムを身につけ「燃えるような」1年を過(guò)ごしてみてはいかが？(文?イラスト?玄番登史江、袁蒙)。

イラストで知ろう！イマドキ中國(guó)

人民網(wǎng)ではもっと身近なスタイルで今どきの中國(guó)を読者の皆さんに知ってもらうため、「つるにはまるまるむし爺さん」と「へのへのもへ郎」、「へめへめくつ美」の3人が流行語(yǔ)やカルチャー、時(shí)事問(wèn)題など幅広いジャンルにおける「イマドキ」を紹介。中國(guó)ってこんな國(guó)なんだ！と興味を抱き、理解を深めるきっかけにしてみてください。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年1月21日